COCOSTONE 石山 智子(北九州)

北九州市八幡東区にあるCOCOSTONEの石山さんご夫婦。

様々な出来事が折り重なって陶芸に携わる人生を歩むようになったお二人。

今回は奥様の石山智子さんのお話です。

お気に入りのおやつと、大好きな飲み物を片手に、

ゆったりとした気持ちで作家さんのことを知ってもらえたら幸いです^^







craftory(以下c) : ご出身はどちらになるんですか?

石山智子さん(以下石山智) : 黒崎です。

c : では生まれも育ちも北九州ということで?

石山智 : そうですね。幼い頃の記憶はほぼないんですけど。

c : 小学生の頃ってどんな遊びをしていたとかは覚えていますか?

石山智 : ケイドロが好きでした。近所の子と近くの公園で遊んでいましたね。

c : 外遊びが好きだったんですね。学校での出来事で印象的なものはありますか?

石山智 : 小学1〜3年生の時の担任の先生が手作りのしおりを作ってくれたことがありました。

c : それはどういう状況で?

石山智 : それがあんまり覚えていなくて。笑 なにかお手伝いをしたんだったかな・・・本を読む時はそのしおりを挟んで使っていましたね。

c : 優しい先生だったんですね。また読書も好きだったんですか?

石山智 : そうですね。あとは映画とか。

c : 当時好きだった映画はありました?

石山智 : 親が映画好きだったので、親が観ていたものを私も観ていました。ホラー映画だったり、古い映画だったり。例えば『ヒッチコック』とか。

c : 小学生の時に!?笑 渋いですね。

石山智 : あはは。当時は大人と同じものを観たかったんですよね。

c : 映画が好きになったのはご両親の影響があったんですか?

石山智 : 家の近くにレンタルショップがあったんです。1人でも歩いていける距離だったので、よく行っていました。それで観たい映画があったら親に頼んで借りてもらっていました。

c : ちょっと大人びた小学生時代だったんですね。他に好きだったものはありますか?

石山智 : あとは、プロレスとか。

c : プロレス!!??

石山智 : たまたまテレビでやってたんですよね。それを見るのが楽しかったんです。

c : 友だちとは共有しにくい趣味ですね。笑

石山智 : そうなんですよ!当時、誰も共感してもらえなくて。

c : プロレスのどういったところが好きだったんですか?

石山智 : プロレスの試合にはストーリーがあるんです。技をかけられる方とかける方の攻防戦の中に人間ドラマがあるんです。単純に”この人が強い弱い”じゃなくて。

c : そもそもプロレスって順番に技を掛け合うんですか?

石山智 : 順番はないんですけど、かけられた技は絶対に受けないといけないっていう暗黙のルールみたいなものはありますね、

c : だから全身で受けているんですね。

石山智 : そうなんです!本当は逃げられるのに、逃げないんです。その時に「今のは痛くなかったやろ」っていうときもあるんですけど、みんな全力で痛がるんですよね。そのちょっと大げさに演技しているところとか、勝負がつくまでのストーリーが面白いなと思ってました。

c : プロレスを観たことなかったから。。。そんな所に魅力があったとは。。。

石山智 : 多分感覚としては、仮面ライダーとショッカーがテレビで戦っているのを観ている感じが近かったと思います。

c : それわかりやすいですね。

石山智 : ただ、プロレスでは必ずヒーロー役が勝つわけではないんです。悪者が勝つ時もあって。そこが現実っぽくて好きだったんだと思います。子ども向けに作られたものが好きでなかったんです。今思えばちょっと変わった子でしたね。笑

c : 何か悟りを開いたような小学生ですね。笑 弟さんがいらっしゃるということでしたが、弟さんも好きだったんですか?

石山智 : 確かプロレスは1人でみていたと思います。テレビにかじりつくように観てましたよ。笑 

c : 家族と一緒っていうわけでもなかったんですね!のめり込んでいたんですね。

石山智 : 自分の世界の中で楽しんでいたのかもしれません。

c : また先ほど読書もされていたということでしたが。

石山智 : そうですね。少女漫画とかそういったものは読まずに、小説ばっかり読んでいましたね。

c : 映画やプロレスのお話も踏まえて思ったんですけど、”現実にありそうなお話”が好きな小学生だったんですね。

石山智 : そうですね。記憶は定かではないんですけど、小学生か中学生くらいの時に推理小説を読んでいた記憶もありますね。

c : 一方で、習字・そろばん・公文をならっていたということでしたが。

石山智 : これは親に「いきなさい」と言われて通っていましたね。そろばんは親の知り合いが教室を開いていたので。

c : 3つも習い事をするって忙しかったんじゃないですか?

石山智 : すべて週1だったと思うので、そんなには。習字は結構楽しかったんですけど、そろばんは半年に1回昇級試験があったので、イヤイヤ通っていた記憶があります。

c : 結構しっかり取り組まれていたんですね。

石山智 : 小学生ながらに「また試験がある。試験が!」って嫌がっていました。

c : 先生が親の知り合いだと嫌でも辞められないですよね。

石山智 : そうなんですよね。今思えばなんのためにそろばん?って思いますけど。

c : そのおかげで算数が得意だったと?

石山智 : そうなんです!そろばんのおかげで暗算がめちゃめちゃ早くなって。笑 それもあって得意でした。

c : そんな小学生時代を過ごされて、中学へ進学されるわけですが、卓球部に入部されたと?

石山智 : 私が通っていた中学では、当時は女子の部活がバレー部か卓球部しかなかったんです。

c : 2種類だけ!?

石山智 : はい。笑 しかも中1の時の担任がバレー部の顧問だったから勧誘を受けて。それがいやで逃げるように卓球部に入部しました。笑

c : 卓球部は楽しかったですか?

石山智 : はい!それはすごく楽しかったです。

c : それは救いでしたね。笑

石山智 : バレー部はがっつり”部活”って感じだったんですけど、卓球部はゆるい感じで。みんなでワチャワチャ素振りの練習したり、サボって友達の家でお菓子食べたりしてました。

c : 中学生女子って感じですね。プロレスや映画はあまり観ていなかったんですか?

石山智 : 映画は好きでしたね。当時流行っていた人気の映画を観ていた記憶があります。プロレスは熱が冷めていたと思います。

c : 興味を持つものが変わってきたんですね。中学生の頃はファッションに興味があったということですが、どんなジャンルの服を着ていたんですか?

石山智 : ジャンルはよくわからないんですけど、黒崎にある洋服屋さんに行って、自分が好きだと思った服を買ってもらっていました。

c : 洋服は着るのが好きだったんですか?組み合わせを考えたりだとか?

石山智 : そうですね。洋服は小学生の頃から好きだったので、お年玉をもらうとすぐに洋服を買ってもらっていましたね。

c : けっこうこだわりも強かったんじゃないですか?

石山智 : めっちゃ強かったです。小学生の頃から「親が買って来たものなんか絶対着ない」って言っちゃう子でした。

c : その発言をするには年齢的に早くないですか?

石山智 : 早いでしょう!?そんなことを言うから親と激しい喧嘩になったことがあって。親がめっちゃキレて目の前で服を切られたことがありました。笑 「もう着らんでいい!」とかって言われて。

c : 強烈な喧嘩ですね。笑

石山智 : 私も我が強かったから。そういうことされても「着らん!」って突っぱねてました。笑

c : ファッションの情報は雑誌を読んだりして収集していたんですか?

石山智 : そうですね。買って読んでましたね。

c : またこの時も読書が好きだったということなんですけど。

石山智 : 中学生になると、けっこうマニアックなジャンルの本を読んでいました。FBIの犯罪捜査の本とか、凶悪犯罪の話がまとめられた本とか。

c : それは実話がまとめられているんですか?

石山智 : 実話です。それが学校の図書館にあったんですよ。

c : 学校!?

石山智 : 図書館に並んでいる中に、日本の事件のものもあったんですけど、海外の方がおぞましいというか、恐ろしい話が多くてそういう話を読んだり。あとは多重人格の方のお話とか。そういう本ばかり読んでいたので、親にはけっこう心配されてました。笑

c : 最初に手に取ったきっかけって何かあったんですか?

石山智 : 昔からレンタルショップでビデオを選ぶ時も、パッケージ借りをしていて。本も最初に表紙が目に止まって、興味を持ったものを借りていたと思います。

c : かなり読書量は増えていっていたんですか?

石山智 : そういうわけではなかったですね。読み始めるとずっと読んでいるんですけど、読まなくなったらパタっと読まなくなっちゃう感じでした。

c : 好きなものに対しての集中力がすごいんですね。

石山智 : 好きな期間はもうずっとそればっかりって感じでしたね。

c : ちなみに1冊好きな本をあげるとしたらどの本ですか?

石山智 : 中学生のころに読んだかどうかは分からないんですけど「アルジャーノンに花束を」っていう本が好きでした。

c : なぜその本が好きだったんですか?

石山智 : その本も表紙に花の絵があって、すごくかわいいなと思ったんです。

c : 確かに表紙ってその本の全てを表しているわけだからすごく大切ですよね。中学生から高校生に進学する時に、志望校を決めるわけですが、選んだ基準が制服と家からの近さというさっぱりとした理由ですね。笑

石山智 : そうですね。ブレザーの制服だったんですけど、ジャケットとベストとカーディガンがあって、さらにネクタイとリボンが選べて、中間服もあったんですよ。時期は関係なくどの組み合わせを着てもよかったんですよね。

c : 珍しいですね!公立校ですか?

石山智 : そうですよ!珍しいですよね。そのいろんな組み合わせができるっていうところが良かったですね。

c : ファッションが好きだったわけですもんね!高校生の頃は古着が好きだったということですが、黒崎のあたりに古着屋さんが多かったんですか?

石山智 : 当時はたくさんあったんです。他にも中間まで行ったり、小倉に行ったりしてましたね。買い物は小倉が多かったかな。3年生になると福岡市内の方まで行ってましたね。

c : 当時の服の量ってすごかったんじゃないですか?

石山智 : めっちゃありましたね。古着をリメイクすることも好きだったので、自分で切ったり貼ったりした服もありましたし。人と被るのが嫌だったんです。

c : 自分でリメイクされるほど好きだったんですね。

石山智 : 古着って人と被りにくくて。でもサイズが自分には合わなかったりするので、ミシンを持ってる友だちの所に古着好きな子たちが集まって直してました。

c : 独学でされてたんですか?

石山智 : そうですね。なのですっごく下手くそなんですけど。

c : そこまでいくと、古着屋さんで仕事したいって思ったりされたんじゃないですか?

石山智 : 思ってましたね。こういう仕事に就きたいって。

c : ファッションにかなり夢中になっていた時期だったんですね。

石山智 : 高校の時はそうでしたね。あとは時代的にカラオケがブームだったので、みんなでほぼ毎日って言ってもいいくらい行ってました。

c : どんな曲を歌っていたんですか?

石山智 : ドリカムとか小室ファミリーとか流行ってましたね。あとはジュリマリとか!

c : CDがめちゃ売れてた90年代を代表するような方達ですよね。

石山智 : そうですね。あとは浜崎あゆみとかも。

c : 好きなアーティストは誰だったんですか?

石山智 : 邦楽では”この人!”っていうのはなくて、洋楽が多かったかな。高校卒業してからはMISIAとかUAとか聞いてましたね。

c : 洋楽だったらどんな方の曲を聴いていたんですか?

石山智 : それもやっぱり特定の人ってわけではなくて。CDもジャケットを見て聴いてたかな。メアリー・J.ブライジとか。R&Bが好きでした。

c : 結構イケイケな高校生だったんですね。

石山智 : 高校卒業していたかもしれないですけど。結構記憶が曖昧で。笑

c : そんな高校生時代だったわけですけど、卒業後の進路が歯科衛生士の専門学校への進学ということですが、これはなぜ歯科衛生士の専門学校へ?

石山智 : 最初のきっかけは2年生に進級する時に医療系のクラスに進んだことですね。1年生の終わりに三者面談があって。卒業後の進路なんてまだ決めていなかったんですけど、面談の時に医療系がいいんじゃないかと。

c : なぜ医療系ということに?

石山智 : その時考えていたのが、とりあえず4年制大学に進学するっていうよりは、何か資格が欲しいなということでした。だったら医療系かな?と。とりあえず2年生では医療系のクラスに行って、4年制大学に進学したくなったらそこから進路変更はできるっていう話だったので、一旦医療系のクラスで進級しました。

c : しっかりした高校生ですね。医療系に進学する友達は多かったんですか?

石山智 : そうですね。周りの子達は看護師になる子が多かったです。あとは歯科衛生士もいましたし、美容師になりたい子もいましたね。

c : 資格が欲しいということでしたが、歯科衛生士を選ばれたきっかけはあったんですか?

石山智 : 母の友人の娘さんが歯科衛生士だったんです。その娘さんとお話しする機会があって、「歯科衛生士もいいよ」って勧められたことがきっかけでした。

c : そのまま歯科衛生士の専門学校へ進学されて、無事国家試験も合格されて、歯医者さんへ就職をされたと。

石山智 : そうですね。そこは10年くらい勤めていました。

c : 長く勤められたんですね。

石山智 : すごく働きやすい病院だったんです。おじいちゃん先生がやってる病院で。居心地良かったですね。

c : お仕事がお休みの日は何をされていたんですか?

石山智 : 当時は習い事をめちゃめちゃしていました。スキルアップしたいと思って!笑

c : スキルアップ??

石山智 : 24とか25くらいの時に、とにかく学びたい欲求が高まっていたんですよね。だからスポーツジムに行ったり、フラワーアレンジメント教室に通ったり。あとはカラーコーディネーターの勉強をしたりだとか。着付けを習いに行ったりもしていました。

c : 何かを目指していたわけではなく?

石山智 : とにかく興味のあるものはかたっぱしからやってみよう!っていう感じでしたね。

c : 他に興味のあったものはありますか?

石山智 : 海外旅行が好きでした。20から働いていて、働いたお金は全て海外旅行に使っていたんじゃないかってくらい行ってましたね。

c : どんな国に行きました?

石山智 : 休みの関係でアジア圏が多かったですね。連休使って中国や韓国、あとはタイやベトナムとか、東南アジアに行きました。

c : ちなみにオススメの国ってどこですか?

石山智 : タイですね。食べ物が大好きで。

c : タイ料理っていうとパクチーのイメージがあります。

石山智 : パクシー大好きです!!植えて育てたいくらい好きです!

c : そんなにですか!?笑

石山智 : 本当に好きなんですよ。あと結婚してからもタイのチェンマイには毎年行ってます。2人とも大好きな街なんです。




c : チェンマイはどんなところなんですか?

石山智 : バンコクから少し田舎の方に移動しないといけないんですけど。観光客も少なくて過ごしやすいところですよ。

c : そういえば旦那様とは歯科衛生士時代に知り合われたんですよね?

石山智 : そうですね。

c : お付き合いされている間に旦那様がラグビーで大怪我をされて”何かできることはないか”ということで陶芸教室を勧められたということでしたね。なぜ陶芸を選ばれたんですか?

石山智 : まず出来ることが少なかったんです。最初はゴルフとかも考えてみたんですけど、やっぱり体に負荷がかかるし。手先を使うことはどうかなって思って。当時習っていたフラワーアレンジメント教室の生徒さんの中に陶芸を習っている人がいて。その方に陶芸の先生を紹介してもらったんです。

c : その先生が恩師である河野先生だったと。

石山智 : そうですね。

c : 最初は旦那様に勧めるために行き始めた陶芸教室だったと思いますが。

石山智 : 自分も陶芸には興味があったんです。

c : 古着の時もそうですけど、何かモノを作るということが好きだったんですか?

石山智 : 好きでしたね。

c : 興味のあった陶芸にのめり込むようになった瞬間ってどんな時だったんですか?

石山智 : 自分であったらいいなと思ったものを作って使った時の感動だとか。それを友人や知り合いに使ってもらった時にまた感動してくれる人がいて、さらに欲しいって言ってくれる人がいて。そういう経験をする中で「これってすごいことだな」って思ったんです。自分が作ったものを誰かが使ってくれて喜んでもらう経験をしたのが初めてだったから。「なんだこの感覚は!」って思ったのは覚えていますね。

c : 作っている最中というよりは、完成した後に感じられたんですね。

石山智 : 私の場合はそうですね。

c : また陶芸の恩師である河野先生が気になるんですけど、どんな先生なんですか?

石山智 : めちゃめちゃアクティブな人です。全然止まっていないようなマグロみたいな先生です。笑

c : ふふふ。笑

石山智 : その先生は食事も完璧で、3人のお子さんを育て上げていて、そのお子さんも病院の先生になられたりして。先生も頭の回転も早くて、とにかくすごい方なんです。完璧ってこういう人のことを言うんだろうなっていうくらい。スーパー先生です。

c : この先生から生きていくヒントも教えてもらっていたっていうことなんですけど、印象に残っていることってありますか?

石山智 : 多すぎて難しいですね。・・・よく食事の大切さは教えてもらっていますね。食べるもので体はできているからって。栄養学の観点から食事のバランスの取り方を教えてもらったり。。。あとは調理方法だったり、食材の食べ方だったり、保存食をいただいたりだとか。

c : その先生は陶芸家の先生なんですよね?

石山智 : そうですね。販売がメインというよりは教えることがメインみたいですね。保育士のお仕事をされていた時期もあって教えることが好きな先生なんだと思います。だから陶芸に限らずなんでも教えてくれる人です。

c : そばにいてくれたら心強い方ですね。

石山智 : そうそう!そうなんですよ!笑 「なんでも知っとーやん!」って。

c : その先生から背中を押されて独立されたわけなんですよね。

石山智 : そうですね。

c : COCOSTONEという店名は奥様が考えられたと伺っているのですが、由来ってなんですか?


石山智 : これは夫の名前の「こうじ」私の名前の「ともこ」からそれぞれ「こ」をとって、石山っていう苗字からstoneをとって「COCOSTONE」っていうんです。

c : お二人の名前だったんですね!そんなお二人の名前からつけられたお店は、どういう場所ですか?

石山智 : 子どもがいない分、自分で生み出した場所なので、、、大切な場所というか。。。

c : 育てている感覚ですか?

石山智 : そうですね。

c : また、陶芸も「生きていく上で必要不可欠なもの」ということですが。

石山智 : 途中までは自分が作りたいものだけを作っていればいいって思っていたんです。それが次第に人に使ってもらって喜んでもらう喜びの方が強くなっていって。人を喜ばせることができる陶芸というものがすごいなって気づけたから。陶芸を自分の天命として作り続けたいなと思っています。

c : そういうものに出会えるって素敵なことですよね。陶芸をしていなかったら何をしていたと思いますか?

石山智 : 多分歯科衛生士を続けていたでしょうね。衛生士の仕事も好きでしたし、プライドを持って取り組んでいました。それで仕事以外の時間が習い事して旅行してってしていたんじゃないかな~と思います。

c : 今の生活と全く異なった人生だったと?

石山智 : 歯科衛生士をしていた時だとプライベートがメインだったんですよね。プライベートを充実させるために仕事していた感じでした。けど今はCOCOSTONEがメインになっていて、プライベートは二の次になっています。陶芸をやっていること自体が一番の喜びだったり楽しみだったりするので、それはすごく幸せなことですね。

c : 素晴らしすぎます。。。まだ陶芸家さんの取材を始めたばかりですが、今まで取材させていただいた方ってみなさん楽しそうでした。そしてあったかくて優しいんですよね。陶芸界はそういう人が多いんですかね?笑

石山智 : なんでやろ!笑 土触るけんかな??土からいいエネルギー吸ってるんじゃないんですかね?笑




c : 確かに何か吸い上げていそうです。笑

石山智 : 土触ると体から電磁波が抜けるらしいですよ。だからストレスがたまらないらしいです。

c : 電磁波??

石山智 : 現代人はPCとかスマホからたくさんの電磁波を受け取っているらしくて、それがストレスにつながったりするらしいです。だから現代人は土を触るといいらしいですよ。

c : それは河野先生情報ですか?

石山智 : これはTVだったかなー??笑 私は土触ると「電磁波抜けよる」って思いますよ。笑 あと、この生活してるとストレスがないんですよ。

c : 羨ましいですね~。ノンストレス。。。

石山智 : こうやってお話聞いていてストレスたまらないですか?笑

c : たまらないですよ!むしろ癒されていますよ!笑

石山智 : あはは!

c : では最後になりますが、今後してみたいことで海外での販売ということなんですが。

石山智 : これは夫もそうなんですけど、いつか大好きなチェンマイに住みたいっていう想いがあって。

c : 移住したいと?

石山智 : そうなんです。ただ、住むってなったらなかなか難しいけど。ネット販売も簡単にできるようになってきたから、例えば作陶の拠点はここに置きながら、販売は世界どこからでも出来るんじゃないかって考えていて。

c : 確かにそうですね。

石山智 : 住む場所も、絶対ここじゃないといけないっていうよりはいつでもどこでも動いてみたいなっていう思いがあります。

c : それが叶えられた時が楽しみですね。石山さん、本日はありがとうございました。


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10/11(日)はCOCOSTONEの石山さんご夫婦の作品をご紹介します^^

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ようこそcraftoryへ! ここにはモノつくりをしている方の歴史が少しづつ集まってきます。 " 私たちが何気なく使っているモノを作った人にはどんな歴史があるのかな? " そう考えると少しだけワクワクしてきませんか? 心がワクワクしてきた方のために、craftoryという場所を作りました。 ぜひいろんな作家さんの歴史を知ってみてください。

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