お茶碗を紹介します(唐突part2)

皆さんはどんなお茶碗を使っていますか?

大きめ?小さめ?浅鉢タイプ?深鉢タイプ?

白磁?磁器?絵付けがあるもの?

とにかく「お茶碗」と言ってもたくさんの種類がある!!



ということで、前回の箸置きに引き続き、お茶碗の由来を調べてみました。



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お茶碗というと白いご飯を盛り付けるお椀型の器をイメージするが、

なぜご飯を盛り付けるのに”茶”碗なのか?


時はさかのぼり、奈良・平安時代。

当時の日本は遣唐使の往来が盛んに行われていた。

その時に最澄や空海といった留学僧たちが日本にお茶を持ち帰ったことが

日本のお茶の文化の始まりと言われている。

また、当時のお茶は非常に貴重な品物で、一部の富裕層しか楽しむことができなかったそう。

その貴重なお茶を楽しむ時の器として”茶碗”が用いられたそう。

始まりは読んで字のごとく「お茶を楽しむための器」だったわけですね。

鎌倉時代になると喫茶の風習が広まる中で、

碗型の陶磁器を総称して「茶碗」と呼ぶようになったのだとか。


今では「茶碗」はご飯を盛る器を指し、「湯呑み茶碗」「コーヒー茶碗」のように特定の飲み物を飲むものを表現する際に「茶碗」とつけて呼ぶことがある。


ちなみに「私の茶碗」を家で使っている人は多いのではないだろうか?

他にも「私の湯のみ」「私の箸」など、個人専用の食器を使う人が日本では多いらしい。

これは海外ではあまりみない文化なのだとか。。。

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茶碗の歴史を調べている時に、

私のばあちゃんは「このコーヒー茶碗いいやない〜」って言ってたなぁと思い出しました。

当時の私はコーヒーカップとコーヒー茶碗の区別がつかなくて混乱した記憶があります。

(同じものだったよって教えたい。)



自分好みの器に巡り会えたとき。

私はすごくテンションがあがります。

私は人生で1度だけ、お茶碗をみてすごくテンションの上がった出会いがありました。

そのお茶碗がこちら。


このコロンと丸みを帯びたフォルム。

釉薬がかかっていない部分はしっかりと砂粒が見え、

可愛らしいフォルムとは真逆に無骨な感じを醸し出しています。

釉薬の部分はサラサラとした手触り。

釉薬のない部分はザラザラとした荒っぽい感じ。

また、お椀の内側はしっかりと釉薬がかかっているので、

洗う手間はかからない。

ちなみに高台と高台内にも釉薬がかかっていないです。

そう。お茶碗を持った時に滑りにくい。


なにこのお茶碗。めっちゃいい。


自分のお茶碗ですが、絶賛します。

(自分で作ったみたいな雰囲気。)


このお茶碗は平成30年9月にあった西日本陶磁器フェスタで購入しました。

(買ったんかい。)

滋賀県の信楽で作陶されている『白河以北(いまいじゅん)』さんの作品です。

朝ドラのスカーレットでも注目を浴びた信楽焼。

八郎さんが「信楽の土が好き」と言っていましたが、

まさか我が家にも信楽の土があったとは。。。


ネット販売もしているようですが、

このお茶碗は出品されていないようです。

ですが、

似たデザインのコーヒー茶碗はありました!!

他にもビアグラスやグラタン皿、丸皿もあり。


欲しい!!!!

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